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『最遊記RELORD -ZEROIN-』より、玄奘三蔵一行の方々です。

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魔少女旋風 ナハト×マギカ
第二十九話 「蛇とYシャツと私」

「やっときてくれた♡」
「あなたは……!?」

ついにその時が来たのでした。
ここ帝都の西北にある音羽ヶ谷の旧黒荊侯爵邸周辺には、未知なる磁場が発生していたかのようで、
季節は冬の候、時刻は丑の刻にも拘らず、辺りはなんだか狂おしい真夏の夜のような、異様な余熱さえ孕んでおりました。
お屋敷の裏庭に続く用水地には怪しげな燐光が奥底から覗き、杜には瘴気が渦巻くかのような、まるで冥府の入り口かの如く、ある種ダークな結界内ともいえる異様さでありました。
今は亡き当家の令嬢R子の部屋にもまた只ならぬ負の空気が充満し、闇属性の黒魔法少女のマギカさえ心が過敏にザワつく程でした。

その鏡に映る少女は、既に別人格を表しており、その姿も当の対象者のマギカとはまったく違った容貌でした。

「ああ、アタシ、蛇墓場苺子よ! はじめまして! ではないんですけど……、そか、マギカちんは転生前だったからイチゴコのこと覚えてないか……、ま、ここはとりあえずヨロで♡」
「………………………………」
と自己紹介をしたそのピンク髪の少女に、どこかマギカは見覚えがあったのです。

「そうね……、私たちどこかで会っていたかもね? ………(見た目はマアリャにも似てるけど?)、もしかしてアナタR子なの? それもゴコちゃん(オリジナルR子)が邪進化したという?」

「フフン……… まあ、その辺はご想像にお任せかな。それを否定するにも肯定するにも宇宙の起源から説明しなきゃだし、イチゴコはイチゴコだから、あながちゴコちゃんという呼び方も間違えではないしね。まあ、そもそもイチゴコは人間とは別物、……どころか、この世のものではないし、そもそもの存在自体もないような、いわば意思のみの思念体のようなものなんですけど!」

「………………それって?」
「そう、神よ」

その者「蛇墓場苺子」は、もとより神(邪悪なほうの)であったのです。
前作モモコ2ndより登場のモモコシリーズのラスボスでもありましたが、今回はチョイ役ということで今回限りのゲスト出演でしょうか。
ここでマギカと人類にとって重大かつ、最後通達的な「ガールズトーク」ならぬ「神との対話」が始まるのでした。

「神、ふーん、……そうなの、だとして、私に何の用?」
「それがさチョー用アリアリなんですけど! 短刀直入にいうとイチゴコの地上代行者にならない? 「二代目限界因果少女」からの「滅世主」ってやつ、聞いたことあるでしょ。そして先代の限界因果少女R子ちんに代わって、秘密結社黒林檎十字会を仕切って、人間どもを片っ端じからブチ殺してくれないでしょうーか?」
「そんなものにはならない! 人間は殺さない!」
「即答っ早っ! ……うーーーん、じゃあさあ、ちょう聞いて、だって大前提として人間なんてばこの世にいないほうがいいんだよ。神のイチゴコが言うんだからそーなんじゃね♡」
「そんなことはないわ、人間は地球上でかけがえのない存在だし、決して奪ってはならない尊い命よ。かつて人間だった私が言うんだから間違いないわ!」
「はあふうう……、萎え~、ホント最近の魔法少女って、まるで人間みたいにオバカちんで驕慢ちんなん? ずいぶん魔法少女も質落ちてね……、ま、マギカちんに限っては嫌いじゃないけど……」
「……ありがと、人間みたいって言ってくれて、厭ではないわ」
「って人間のどこがいいの、あんなイカレたクソボケ下等生物……」
「そんなことはない、人間は慈愛と命の重さを理解している素晴らしい生き物よ」
「マギカちんあのさー、その手のことは得てして人間が気分や方便でよくいいがちな出まかせなのよ、人間の本意と真の姿はアホでボケでマヌケでスケベでイジワルでワガママで……、ま、とにかく結論からいうと人間という株は、すべからくこの世から滅ぼさなきゃなの。これはイチゴコの一存ばかりでなく、ほぼほぼ全宇宙の神々の決定事項でもあるんですけど……」
「そんなの私が認めないわ!」
「だ・か・ら~、 マギカちんのそーいうとこR子ちんにそっくりね。じゃあいわせてもらうけど、宇宙に住まう無量大数ほどの生き物の種の中で、無用や悪性とされる種は自然淘汰されていくのは、普遍の大原則で最も基本的な摂理なのはわかるっしょ。一個体の人体でさえ、細菌やウイルスに対して抗体があるように、この地球にも人体のように治癒能力や抗体のようなものがあり、それらを排除することは、正当な自己防衛による当然の行為なのよ。そこは間違ってないっしょ。ただ本来地球にある自然治癒能力のようなものが、それがここにきて限界かもしれないのよ。一番の原因で害悪である人間は、この先も地球の自然や生態系をいたずらに蝕み、惑星規模の環境に致命的なダメージを与え続ける。このまま地球をほおっておくと自然も生物も絶え果てた死の星と化す、と神々は試算しているのよねー。だからそのためにも人間はこの地球という星、ひいては全宇宙から退場して頂かなくっちゃダメなんのよ。ましては地球という星は、宇宙の神々から「宇宙で美しい星100億万選」に選ばれ、近いうちに「辺境宇宙遺産」にも指定されようとしている大事な惑星なのよ。それをあろうことか人間が温暖化からの砂漠化やら、、大量の廃棄品や化学ゴミやら、核実験や戦争などのおかげで、不毛なきったない星になっちゃうのよ! それって許される? ウン、てことで人間株はとっととリコール&廃棄処分しないとならないんすわ♡ せっかく創った素敵な地球という神のアクアリウム作品が、人間というたった一つの害悪種に台無しにされたら神々的にもいかがなものかと。てか、地球担当者のイチゴコが一番イヤかな。イチゴコ的にはモフモフフワフワしたネコちゃんやウサちゃんみたいなドーブツさんが大好きだから、そんなドーブツさん株を中心に、もう一回この地球をレイアウトし直したいのよね~♡」

「とどのつまり、その神々とやらの一元的で一方的な憶測と趣味ってこと。そんな理由で人間が滅ぼされたらたまったものじゃないわ。ならば私には、神々に背いてでも人間の味方をする理由がある! ていうより、私が人間の味方をしなければ、いったい誰が人間を救えるというの……」
「そう云うと思った……、まあね……、マギカちんならそういう展開になり、そういうオチになると予想してたわ。でも残念だけど、元々イチゴコはマギカちんと話し合いをするつもりはさらさらなくって、ハナから力づく、ここは神の力でゴリ押そーって決めてたんだよねー。なのでもうここいらでマギカちんをムリクリイチゴコのモノにするわ。マギカちんも「神」になろうよ。それでイチゴコら神々の仲間入りをね。もう時間もないことだし、あ、時間がないのはイチゴコではなくマギカちんのほうだからね。もうそろそろアイツが来ちゃうんで……」

するとその邪神蛇墓場苺子の長いピンク髪が逆立ち束となり、それらが幾重に巻き付きながら、数匹の蛇の姿となりました。
それはさながら、怖ろしきギリシア神話のオバケであるメドゥーサーそのものでした。
ただ苺子のそれは鏡面に写る別世界の虚像に過ぎませんでしたが、それとは別にマギカの背後に凄まじい殺気を伴ったリアルな気配が間近に圧し掛かったのです。
マギカは瞳の端っこで、部屋中に蠢く幾つかの蛇の頭を確認したと同時に、小脇に隠し持った魔法ステッキから熱光線をその未知なる相手めがけ照射しました。

ビィーーーーーン!
「はっ、あなたは、マアリャ⁉ ……そう、あなたが黒林檎側のスパイで内通者でだったのね」

その者の正体は、マギカがよく知る元仲間の魔法少女グノーシ種のマアリャでした。
ただいつものマアリャとは様子が違って、彼女のオーラは殺意マンマンマシーンといった感じでした。
マギカは反射的に自己防衛から、知人のマアリャを撃ってしまったとはいえ、マアリャの剥き出しの敵意と欺瞞を感じとり、ここは後悔も躊躇いもありませんでした。というより、この場はヤらなければ、ヤられていたことでしょう。
そのマアリャの中心線に的中した熱光線により、一瞬で激しい業火がマアリャを包みました。
しかし、炎熱で燃え落ちたのは黒づくめのローブだけで、中の透き通るような白い身体は無傷で、火の粉と黒煙の中より、全裸となったマアリャの姿がマギカの眼前にさらされました。

「これは……、あなたその身体……」
「………………キシシシ」

炎を掻い潜ったマアリャの身体は、とても生身の生物とは思えない、違った外見と構造を呈しておりました。
皮膚の質感は極めて人工物のように無機質で、体の各関節部には球体の構造体が埋め込まれており、それは世にいう「球体関節人形」のそれでした。

「黒魔法少女型奇傀人形(ピグマリオ・ゲシュタルト・オートマター)よ! イチゴコのレプリカにしてはよくできてるっしょ♡」
奇傀人形と呼ばれたマアリャは答えず、代りに鏡の中の蛇墓場苺子(人形のモデルになった人)が答えました。

奇傀人形のマアリャのその完成されたシュルエット、及び素材加工のクオリティの高さには、目を奪われるほどの美麗さと精緻さでありながらも、どこか悪魔的、蠱惑的な背徳感をも全身から醸し出しており、人間とも無機物ともいえぬ存在でありつつも、血は通わねど魂魄のみあるのかのような、やはりこの世のものではない、人外魔法少女と同様に深淵の闇より出ずるものと誰もが解釈せずにはいられないのでした。

ジュバババババババババーーーーーッ!×9
するとマアリャが部屋の隅々に広げたピンク髪の蛇より、一斉にマギカめがけそれぞれの口吻から引力光線を放ちました。

マギカはすんででこれをかわしましたが、流れ弾となった光線は室内にある家具や壁を破壊し、また衝撃で天井や床の一部が粉塵とともに崩れ落ちました。
体勢を崩したマギカに、超速で飛び掛かった複数のヘビが、マギカの手首足首にグルっと巻き付きました。
さらに左右の二の腕や太ももに別の蛇が絡みつき、また彼女の首筋にもに一匹の蛇が幾重にも巻き付き、そこをぎゅうと締め上げました。
「あうっ! うぐぐぐぐぐぐぐっ……」
奇傀人形の蛇の胴の圧搾力はとても強力で、手足の自由を痺れで奪われ、手にした魔法ステッキを落としてしまうと、ここで反撃のチャンスを失ってしまいました。
さらにそのまま頸動脈を極められたマギカは、かなりピンチで苦しい状況に置かれました。
マアリャは無表情な瞳をしたままマギカに歩み寄り、その豊満な胸をマギカのこれまた豊満な胸に押し当て、かなり近い位置でマギカの顔を覗きこみました。

「……………」
「ゴク………!?」

マギカはマアリャの素顔をこんなにも間近で見るのは初めてでした。
確かに蛇墓場苺子には似てましたが、どちらかというと、苺子は神ながらも人間味のある愛嬌のある顔(一説には例えば弁財天などにみられる日本の土着的な神話顔)に対し、マアリャの顔は、西洋美術の彫刻のように人工物であるがゆえに正確に整い過ぎ、無機的で、表情もどこか死んだように冷たいものでした。
そのマアリャの唇が、その時、綻んだようにも見えたのです。
同時に鏡の中の苺子は何やら嬉し恥ずかしそうに身体を重ねた彼女たちから眼を背けると。

マギカは魔法少女の未来予知能力というより、純粋な少女(転生したマギカは再び処女)の素の勘で我が身の危機を感じました。それも性的な身の危機を……。
なんとマアリャの下半身に拵えられたあの箇所(ヒント あそこ、大腿部の球体関節と球体関節の間に作られたある18禁パーツ)その無駄にリアルかつ丁寧に作られた秘裂の奥の洞穴から、またもう一匹の蛇がにゅうと顔を出したのです。
今度はアホ毛が変形したピンクの蛇ではなく、黒くて大きくて太い蛇、毒蛇ブラックマンバのような生きた蛇でした。なんとマアリャは自身の内部にリアルの蛇を格納していたのでした。
その黒ヘビは、粘液にぬらめく鎌首をもたげ、マギカのスカート下から、ある箇所を狙っているかのよう覗き見ておりました。
マギカの全身は恐怖に凍てつきました。蛇を目にしたカエルのように。

その本命の黒ヘビは舌をチロチロさせながらマギカの太ももの内側を這いずり回り、スカート内に侵入しました。そしてあろうことか、彼女のいわゆる絶対領域に鼻先をグリグリ埋めようとしてきたのです。
おそらく、この本命の黒ヘビを体内に挿れられてしまえば、マギカは苺子に支配されてしまうことは分かりきっていたため、後は最終防衛線を必死で抵抗するよりありませんでした。

「……はううっ」

マギカが情けない声を洩らしてしまいました。もはやどんなにお股を閉じても、残るは布一枚のおパンツのみといった心もとない防御アイテムに頼るだけでした。
ちなみにマギカをはじめとする黒魔法少女たちは、顔に似合わずエロい大人パンツを好んで着用しております。また冥界の最高神でもある蛇墓場苺子様御用達のおパンツは、もちろん可愛いいおイチゴパンツでございますです♡

しかし、そうしている間にもマアリャの手でスカートは捲り上げられ、手際よく剥ぎ取られた後、最終的なおパンツにも両手を掛けられておりました。
そしてマギカのパンツの両端をおもむろにズリ下ろしつつ、露わになる㊙地帯にマアリャが語りかけました。
それは苺子の声を電子的に再生したような、まるでボー〇ロイド的な音声でした。
『本当はマギカが自発的に人間を憎み、我々の仲間に入り、リーダーかつしてアイドル的なカリスマ「限界因果少女」になってくれるよう、シナリオを用意していたのだけれど、マギカがそこまで人間にかぶれているとは計算外でしたわ』
「シナリオですって?」
『そうよ、すべてがイチゴコさまのシナリオ通り、マギカ、あなたと人間が敵対し、最終的なハーマゲドンを起こすことことも、あらかじめ決まっていたこと……、あなたに人間を絶望させるための……』
「何ですって! あの戦争は、あの沢山仲間と人が死んだ戦争は……、すべて私が原因だとでもいうの、私に人間を絶望させ、人間を憎み、そして互いを敵とし、滅ぼし合うためのシナリオ……、そんな……」
『所詮は天使や悪魔レベルの魔法少女……、神のシナリオにおいては、一演者にすぎなくってよ」
ここでマギカは力なく肩を落とすと、膝下まで下ろされたおパンツもマアリャのクソぢからにより、乱暴に引き千切らてしまいました。
さらに体を起こしたマアリャはその手をマギカの背中に回し、グイと肌を合わせ、もはやだれが見てもいわゆるハグというよりはほぼ立位の格好に持ち込みました。

そして露出されたマギカの下半身と、同様に蛇をぶら下げ露出されたマアリャの下半身が限界まで接近し、その蛇の舌の先っぽがマギカの秘密のいけない入り口を連続的に掠め、さらに亀頭ならぬ蛇頭がまさにそこに押し当てられ、最後の18禁縛りを限界突破されそうになったとき!

まさにそのとき、至極唐突に……。

「拙僧のマギカさんに何するんですかー!」

とここで邪魔者、いや救世主登場したのでした!

いきなり声が聞こえてきた空間、それは何もなかった宙空から、そこには陰翳の暗がりよりさらに暗い、漆黒の穴が空いたようなその中からでした。

本番寸前の状態であったマギカとマアリャがはっと目にしたのは。

「あっちゃあー、あーあ、来ちゃった……」
指の隙間から静観していた鏡の中の苺子(御神体かつ御本人)ががっかりしたように呟きました。

ヒロインの性的なピンチにヒーロー登場は王道中の常套ですが、この節はどうやらそういうわけでもないようでした。
御多分に洩れず、、その漆黒のダークネス・スフィアの中から現れたのは、ヒーローどころかヒール? それもラスボス級との呼び声高い元外道風魔忍者のナハトでした。

すぐさま、本能でマアリャは攻撃対象をナハトにスイッチし、マギカへの立ち極めクラッチを外し、全てのピンク髪の蛇の引力光線を最大出力の一斉射でナハトめがけぶっ放しました。
とっさにナハトは蛇の数と同じだけのダークネス・スフィアを展開させ、その射線軸上に配置、そしてすべての引力光線を各個ダークネス・スフィア内に吸引し、これを無事に無力化しました。

『うぬぬうううっ!』
冷静な奇傀人形のマアリャが憤りを露わにし、無表情のはずの容貌も心なしかコワイ形相に見えました。

逆にナハトは余裕のよっちゃん笑顔で、よしんば口笛でも吹きそうなノリでした。
ナハトは次のターンで攻撃に転じ、複数のダークネス・スフィアを不規則に回転させながらマアリャの背後から急接近させ、標的のピンク髪の九つの蛇の頭をダークネス・スフィアでがっつりわし掴みにしました。

『いぎぎぎぎぎぎぎぎぎぃ!!』

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

全ての蛇の髪をダークネス・スフィア内に吸い込まれ、現在後ろ髪を強烈に引っ張られて、逆エビ状に反り返って耐えているマアリャは、すでに自身の最後を悟ったのか、尺内でそれっぽい説明的な台詞(刑事ドラマの犯人や、特撮の敵組織の怪人的な種明かし的な)をのたまうのでした。
『……………いやあ、さすがナハトちゃん、攻撃えげつないわ!、まあ、マギカが拒否った場合、保険のナハトちゃんが限界因果少女となって人類抹殺決行するのもイチゴコさまのシナリオのうちだし……、どのみち、なんだかんだの明神下でバッドエンドは確定なんだけれども……、ただナハトちゃんの人類抹殺のやり方、私的に雑っていうか、センスゼロで美学に反するっていうか……」

「はあっ? ごちゃごちゃ言ってないで早く消えるで候、この低クオリティエロフィギュアが!」

メキメキバリバリポリポリスミスミスミ……
『オッオオオロロロロロローーーーーーン!!』

勝負は決しました。
マアリャの最後の悲鳴と、無機物からなる素材が割れて砕ける音が、複数のダークネス・スフィア内に消えていきました。
マギカと互角以上のMPと戦闘パワーを有した強力な魔法少女、邪神蛇墓場苺子の量産型奇傀人形マアリャもまた闇落ちナハトの敵ではなかったのです。

その様子にマギカは目を見張り、自我忘失といった感じで言葉を失っていました。
ナハトの足下に、マアリャの瞳のパーツと思われる宝石のように綺麗なグラスアイが二つ転がっていました。
おそらくそれがマアリャのソウル・コアに相当するものと思われましたが、ナハトはそれには手をつけず、足で払い部屋の隅へと転がしました。
代りにナハトは、先ほどマギカの大事な貞操を奪おうとした件の黒蛇を見つけるや否や、逃げようとするそれを素早く掴み、おもむろにその蛇の頭から首筋にかけてをキス及び、丁寧な舌使いで舐め回し、そしてそのまま喉奥に咥え込むと、頭から一思いに蛇一匹呑み込みました。
んぐんぐんぐ……、と長い胴と尻尾の先までをいっきに丸のみにする様は、とてもニンゲンの業とは思えず、見世物小屋のショーか動物系炎上ユーチューバーを見ているかのような変な世界観でした。
しかもそのナハトの一連の行為はマギカに視線を合わせたまま、どこか見せつけるように行われ、さらに物欲しそうな厭らしいゲス顔で次にマギカ(下半身裸のマニア受け状態)を舐めるように見つめるのでした。
対してマギカは不快かつ不気味なザワザワした戦慄のも似た感情が体の底から込み上げてくるのでした。

「うふっ♡ マギカさん、お久しぶりです。やっと二人っきりになれましたね。拙僧はずっとお会いしたかったです!」

マギカは後ずさりしつつ、落とした魔法ステッキを探りながら、戦闘態勢をとりました。
しかしその表情には前回のような余裕の楽勝モードの気色は皆無でした。
この間とは一味も二味も違ったチート能力の闇落ちナハトとの再会、それももう二度と会いたくはなった望まぬ再開に、この時ばかりは運命を全身全霊で呪わざるを得ないマギカでした。

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冥界神 蛇墓場苺子の審判が下る。ついに魔法少女マギカの断罪と、全人類抹殺の執行が始まる。最悪のバッドエンド不可避
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明けましておめでとうございます!
新しい年が皆様により良い年でありますよう!

願わくは虎のように力強く生きていければと(*^^*)
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劇場アニメ 『ガールズ&パンツァー 最終章』より
継続高校ミカサンタさんです。

似顔絵リクエスト受付中です^^
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