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続き。亡魂女子プロレス名古屋大会第二試合、葛西ミミカとキャット・ザ・ニャンコの試合中の出来事。新宮真希が控え室からミミカのために手製のアイスモカフラペチーノをこさえて会場に戻ってくると、リングと観客席は異様な興奮に包まれていた。「オラ! 出てこいよ! 神崎ーーーっ!!」とリング内から怒号が飛んだ。声の主は試合中突如乱入したフリーの悪役女子レスラー煉獄党の「ヘルファイア業火」であった。その他に同じ煉獄党の「レクイエム小野田」と見慣れぬ忍者装束の謎のレスラーが本来の対戦選手であるミミカとキャトを痛めつけていた。なんでもヘルファイアは先週の他団体JJPWの新宿での興行中、いきなり乱入した亡女の「神崎嶺」と「日向明美」(噂によると二人はかなり泥酔していたようだ)にコテンパンにされ試合をメチャクチャにされた。神崎はヘルファイアに対し、手にしたドンペリをぶっかけたり、ビン底で額を割るなど目にあまる狼藉をやらかした。しかもその試合は大事なタイトルマッチだっただけにヘルファイアの怒りは限界を超え、その仕返しに亡女の名古屋大会に乱入したのであった。この場合、とばっちりはミミカとキャットだった。そんな状況を見て新宮は考えるより先にリングに上がるとヘルファイアの顔面にアイスモカフラペチーノをぶっかけ、その勢いでラリアットとエルボーで強襲した。隙をつかれたヘルファイアはダウン。次に新宮はミミカの髪を掴んでいたレクイエムにキックの連打、堪らずレクイエムもミミカを離して崩れ落ちた。観客の新宮引っ込めコールもこの迫力にしばし沈黙。新宮の家族と近所の仲間は盛大なエールを送った。乗ってきた新宮は次に忍者の覆面女子レスラーと対峙するが、その異様な構えと間合いにリング中央で膠着。新参ながらかなりの実力者か? そこで社長の「上原五十鈴」が登場。他の選手に取り抑えられて両陣営はひとまず休戦に。ヘルファイアが再三神埼を出せと叫ぶも、神崎はガン無視。控え室で日向と「あいつバカじゃね!」と大笑いの様子。すると忍者「ダークブレイド・ムザン」はヘルファイアに耳打ち。ヘルファイア「なら、神崎が出てくるまで亡女の選手をぶっ潰していく! 手始めにコイツだ」と新宮を指差した。新宮も「いいわよ! やってやんわよ!」と受けてたった。応援していたのミミカの試合を潰されイラッとしてたからだ。観客は「ワーっ、やれ!やれ!」とそこそこ盛り上がったが、上原は両手でバッテンを作り即却下。「こんな数字(チケット販売)の取れそうにない試合にはギャラを払えない」とのこと。またもや忍者ムザンはヘルファイアに耳打ち。ヘルファイア「じゃあ、負けた奴が勝った奴のギャラを払うというのは」。この提案に上原はOKの指(もしくはお金のポーズ)で即快諾。ミミカ「ちょっとまって、その前にアタシがやるわ!」。キャット「フー、ニャー!!」と逆襲に燃える二人は戦闘態勢で前にでてきた。私が、アタシが、ニャー、ともめた後、結局試合は次の大阪大会で新宮真希&葛西ミミカ&キャット・ザ・ニャンコ VS. ヘルファイア業火&レクイエム小野田&ダークブレイド・ムザンの6人タッグマッチに決定した。
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